松葉ガニ・ズワイガニ・紅ズワイガニの違い
市場に出回っているズワイガニには、次の3種類があります。
- 本ズワイカニ ⇒ 一部が松葉ガニ
- 紅ズワイガニ ⇒ 一部が香住ガニ
- オオズワイガニ
さらに本ズワイカニの中で、京都府・兵庫県・鳥取県・島根県で水揚げされたものを松葉ガニと言います!
ただ、松葉ガニには数多くの別名があります。
なぜならば、水揚げされた漁港によって呼び名が変わるからです。
松葉ガニの別名を一覧でまとめてみました。
松葉ガニの別名 | 産地 |
---|---|
越前ガニ | 福井県で水揚げ |
間人ガニ | 京都府北部の間人港で水揚げ |
大善ガニ | 間人ガニと全く同じ漁場と漁法ですが、「大善丸」よって水揚げされます |
香住ガニ | 兵庫の香住港で水揚げ |
津居山ガニ | 兵庫県北部の津居山漁港で水揚げ |
柴山ガニ | 兵庫県北部の柴山漁港で水揚げ |
また、松葉ガニ(山陰地方4県以外で水揚げ)以外の本ズワイカニも
- 北海松葉ガニ(北海道で水揚げ)
- ヨシガニ(山形県で水揚げ)
・・・といった呼び名があります。
さらに本ズワイカニのメスは、
- セイコガニ
- セコガニ
- コッペガニ
- メガニ
- クロコ
・・・といった別名で呼ばれたりします。
香住ガニとは紅ズワイガニのブランド!松葉ガニではありません
香住ガニとは、紅ズワイガニのブランドです!
兵庫県の香住港で水揚げされる紅ズワイガニのみを「香住ガニ」と呼びます。
見た目は、松葉ガニ(本ズワイカニ)がボイルしてもお腹側がクリーム色なのに対して、ベニズワイガニは体全体が鮮やかな濃い紅色になります。
松葉ガニに比べて漁期が長い(9月1日~翌年5月31日)が特徴で、漁獲量が松葉ガニより4倍近くあるので比較的安く入手できます。
紅ズワイガニと松葉ガニ(本ズワイカニ)の味の違い
紅ズワイガニの味は、松葉ガニ(本ズワイカニ)と比較すると、やや甘みが強くみずみずしいのが特徴です。
紅ズワイガニと松葉ガニ(本ズワイガニ)を比較すると松葉ガニの方が高級と言われますが、希少性の問題であってそれほど味に大きな差があるわけではありません。
ただ、実入りは松葉ガニ(本ズワイガニ)と比較すると少ないということも価格が安い理由です。
紅ズワイガニは手に入りやすいということで、缶詰やコロッケの具材などによく使用されます。